ホームページをご覧になった外車ディーラー様からの問い合わせがありました。
「キャンピングカーのオイルクーラーのホースは修理できますか?」と、探し回って疲れ果てた様子でした。
メールでいただいた写真を確認すると、ホースと配管が組み合わさったオイルクーラーのホースで、古い四駆の外国車に使用されているものでした。生産中止となっており、修理が唯一の手段のようでした。
現物を確認するために修理工場へ伺いました。ホース部分は劣化しており、全体的に油が滲み出ている状態でした。しかし、配管の状態は良好で、修理するために必要なろう付けの入り込みしろも確認できたため、修理可能と判断しました。
修理手順は以下の通りです:
1. 配管の根元をカットし、外径を測定
2. ホースを加締るための部品を旋盤加工
3. 旋盤加工した部品と配管をろう付け
4. 圧力は構造の関係で210キロを選定
5. 汚れている配管をウォーターブラスト(リボーン)で綺麗にし、錆防止のために塗装
新品の部分は油圧ホースのみで、配管は再利用して再生しました。
以下は取り付け後の写真で、四駆のフォルムやエンジン音がたまらないという多くのファンがいるそうです。オーナー様は、廃車寸前だった愛車を修理して乗り続けたいという強い意向があり、修理を希望されました。
修理が完了し、お客様に喜んでいただけたことを嬉しく思います。東洋アッセンブリーの技術は、一般車やトラック、ステアリング関連、オイルクーラー関連の配管など、生産中止や純正部品しかない配管も再生可能です。
※ 劣化の状態によっては修理できない場合もございます。ご了承ください。⬤