設備のメンテナンスを行っているお客様からの依頼です。
24時間稼働している工場のプレス機の機械で配管からの油漏れとのこと、何度も何度も配管を溶接し、やり過ごしていたようですが、プレスするときの衝撃でまたも配管にヒビが入って困っているという依頼でした。
ひびが入ってしまうと機械を止めて配管を溶接しているので夜中だろうが対応しなくてはならなくてとても困っていたそうです。
「修理ではなく、配管を油圧ホースへ交換しましょう!」
こちらからの提案にお客様は、全面的にこちらに任せていただきました。
配管から油圧ホースへ交換するメリットは、油圧ホースは衝撃を吸収してゴム部分で逃す作用があります、製作したゴム部分が振動や熱で劣化したとしても、ホース部分だけをとりかえればいいので、時間も、コストも抑えられます。
配管を油圧ホースへ交換することは実績があり、お客様へ提案させてもらうとネジを作るためまずはブロックを作ることから始めます。
対象の機械がある工場へ同行してサイズを測って製作しました。
まずは配管の根元の部分をブロックが出るように加工します。
両端にネジの付いたブロックが取り付いたらあとはホースを作るだけです。
「何でもできるね」と、うれしいお言葉を頂戴し、劣化している設備の配管は、油圧ホースとして形を変え、稼働することになりました。