ホース劣化による緊急対応のご依頼

お客様より「油圧ホースが著しく劣化しており、破裂の恐れがあるため、至急交換してほしい」とのご連絡をいただき、現場へ急行しました。

現地に到着後すぐに状況確認を行ったところ、バケットシリンダーに接続されているホースに表面のひび割れ・硬化が見られ、作動時の振動や圧力変動によっていつ破裂してもおかしくない状態でした。安全面を考慮し、即時の交換対応が必要と判断しました。

残圧処理とホース製作・取付作業

作業にあたっては、まず重機の姿勢を安全かつ作業しやすい位置に調整。続いて、作動油の残圧を確実に抜くことでホース取り外し時の油の飛散や事故を未然に防ぎました。作業員は防護装備を着用し、安全第一で作業を進行しました。

既存ホースの取り外し後は、現場に常備している資材と設備を活用し、同一仕様の油圧ホースをその場で製作。ホースの長さ・金具形状・耐圧仕様などを慎重に確認しながら加工を行い、重機側に確実に取り付けました。

取り付けに際しては、ホースのねじれや過度な張が出ないように慎重にルート取りを行い、必要な箇所には保護材を使用して今後の摩耗対策も施していきます。

試運転で安全性を確認

ホース取り付け後には、作動油を適量補充し、エンジンを始動。バケットの開閉操作を中心に試運転を実施し、オイル漏れ・作動不良がないことを丁寧に確認しました。お客様にも現場にて状態をご確認いただき、問題なしとのことで無事作業完了となりました。

油圧ホースの劣化には早めの交換を

油圧ホースは、経年劣化や高温・振動などの影響により、見た目以上に内部から劣化が進行していることがあります。特に建設機械のように高負荷で使用される場合、突発的なホース破裂が作業中の大自己につながるケースも少なくありません。

今回のように、異変を早期に察知してご連絡頂くことで最小限のダウンタイムで安全に復旧対応が可能となります。

当社では、現場対応が可能な出張ホース製作・交換サービスを行っております。重機の油漏れやホースの劣化に気付かれた際は、お気軽にご相談ください。

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