■中折れ部の油漏れ、経年劣化が原因
ホイールローダーCAT910の中折れ部パイロットホース交換作業を実施しました。
現場到着後すぐに状態を確認したところ、パイロットホースに経年劣化によるひび割れが生じ、そこから作動油が漏れていることが判明。このままでは安全な使用に支障が出る恐れがあるため、早急な対応が必要と判断しました。

■クランプを外し、現場で新ホースを製作・取付
まずは劣化ホースを固定していたクランプ類を慎重に取り外し、対象ホースを1本ずつ丁寧に取り外します。
その後、現地にて同等仕様のパイロットホースを製作し、そのまま新しいホースを取り付けました。ホースの通り道や固定状態にも配慮しながら、確実な作用を行っています。

■試運転で動作確認、トラブルなく作業完了
ホース交換完了後は、張り具合や通りのチェックを含めた試運転を実施。オイル漏れや動作不良もなく、すべて正常であることを確認し、無事作業を終了しました。

■パイロットホースの劣化は早期発見・交換が鍵
パイロットホースを含む油圧ホースお劣化は、放置すると大きな機械トラブルや事故につながる恐れがあります。
ひび割れやオイルにじみなどの兆候に気付かれた際は、早めの点検・交換をご検討ください。