左レバーホースからの油漏れに緊急対応

「PC450-11の左レバー操作系ホースから油が漏れているため、すべて交換してほしい」とのご連絡をいただき、現場へ急行しました。

PC450-11は大型の油圧ショベルで、レバー系統の不具合は安全性にも直結します。現地に到着後、状態を確認すると、左レバーに接続されているパイロットホースの複数本から作動油がにじみ出ており、全体的に劣化が進んでいることが確認できました。

ホースを1本ずつ丁寧に取り外し・製作

すぐに作業へ着手。まずはホース周辺のカバー類やクランプを慎重に取り揃えます。そのうえで、ホースの接続位置を間違えないよう、各ホースにカラーバンドでマーキングを実施しました。

取り外したホースは、現地で同じ仕様のものを1本ずつ製作。長さや金具の形状を確認しながら、慎重に取り付け作業を進めていきました。

ホースの取り回しや固定にも細心の注意を払い、可動部や干渉箇所への接触が起こらないよう丁寧に調整しました。

試運転と油量のチェックで万全の確認

すべてのホース交換作業が完了した後は、エンジンを始動し、レバー操作の応答や作動油の動きに問題がないかを試運転で確認。油漏れや接続部の不具合もなく、正常に作動していることが確認できました。

最後に、補充が必要となった作動油を適正量まで注入し、周辺の清掃も実施。機械の状態を整えたうえで、お客様にもご確認いただき、作業は無事完了しました。

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