配管から油圧ホースへの変更依頼です。

小型ホイールローダーのリフトシリンダー部分にある油圧配管を、ホース仕様へと変更する作業を行いました。

今回のご相談内容は、「長年使用してきた固定配管を柔軟性のあるホースへ変更したい」というもので、現地到着後にお客様と施工方法や仕様について丁寧に打ち合わせを行い、方向性を確定したうえで作業をスタートしました。

配管取り外しとホース製作・取付作業

まずは既存の鋼製配管を固定していたクランプを一本ずつ丁寧に取り外し、配管本体の撤去作業を実施。車体に傷をつけないよう慎重に作業を進めながら、不要になった配管部分を完全に除去しました。

次に、WA40-6に適した長さ・圧力仕様の油圧ホースを現場にて製作。接続部には新品のOリングを用いて密閉性を高め、油漏れ防止対策をしっかりと講じました。

その後、製作したホースを規定ルートに沿って正確に取り回し、固定具やクランプを用いてホースが振動や他部品と干渉しないように取り付けました。

試運転と動作確認 柔軟な動きと安全性を確保

すべての取り付け作業が完了した後は、作動油を点検・補充したうえでエンジンを始動。リフト動作に異常がないかを確認するため、試運転を行いました。動作確認では、オイル漏れやホースの擦れ、取り回しの不具合なども併せてチェックし、すべての項目で問題がないことを確認しました。

ホース化によって油圧ラインの柔軟性が向上し、車体の動きに対する追従性も良好になり、今後のメンテナンス性も高まりました。

油圧配管のホース化もお任せください

固定配管は強度が高い一方、振動やズレが生じた場合にはクラックや漏れが発生しやすく、経年劣化による腐食も起こり得ます。その点、フレキシブルホースへ変更することで耐久性・保守性が向上し、より安定した機械運用が可能になります。

当社では、現場の状況やお客様の運用ニーズに応じた油圧ラインの改善・変更にも対応しております。小型建機から大型重機まで、お気軽にご相談ください。

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