ご依頼内容
今回は常滑市にて、クボタRX-505の左レバーパイロットホース交換作業をご依頼いただきました。お客様からは「左レバーのホースから油漏れしている」とのご連絡をいただき、油漏れはそのまま放置すると操作不良や安全面で大きなリスクにつながるため、すぐに現場に駆け付けました。

現場での確認
到着後、まずは車両の状態を確認したところ、左レバーのパイレットホースから確かに作動油が漏れ出しており、使用を続けるとさらに漏れが広がる恐れがある状況でした。状況を確認したうえで、速やかに作業に取りかかりました。
作業の流れ
作業に入る前に、まずは安全確保のために作動油タンク内の残圧をしっかりと抜き、万が一作業中に油が噴き出さないよう対策を行いました。その後、作業箇所にアクセスしやすくするため、周囲のカバー類を丁寧に取り外しました。
次に、レバー側のパイレットホースを外しながら、ホースの取り回しを辿って反対側の接続部分も慎重に取り外しました。外したあとは、現地で同等仕様のホースをその場で製作し、車両に適切に取り付けいきます。
今回の車両ではレバー側がワンタッチカプラー仕様になっていましたが、サービスカーにはワンタッチタイプの金具が常備されていなかったため、アダプターも併せて交換することでスムーズに対応することができました。

動作確認と仕上げ
すべての取り付け作業が完了した後は、試運転を行い油漏れが完全に解消されているか、またレバー操作に違和感がないかを丁寧に確認しました。問題がないことを確認したうえで、取り外していたカバー類を元通りに復旧し、最後に周囲の清掃を行って作業完了です。

パイロットホースの劣化や損傷は、操作系統に直接影響を与えるため、油漏れが見つかった際には早急な対応が必要です。今回のようにホース本体だけでなくアダプターなどの関連部品も同時にチェック・交換することで、今後のトラブルを未然に防ぐことができます。もし「少しでも油が滲んでいる」「レバー操作時に違和感がある」といった症状がある場合は、早めに点検・交換をご検討ください!ご相談お待ちしております!


