海外規格ポンプメインホース【圧力420キロ】

「ホイールローダーの運転席下の油圧ホースから油漏れしている」お客様からレスキューの電話が入りました。
現場へ到着すると、現場の入り口でお客様が待機していました。
修理サービスカーに乗ったまま、お客様のトラックの後ろをついていき到着しました。
すると、とても大きいホイールローダーが修理を待っていました。
長さが5メーターくらいで、とても迫力があります。
ホイールローダーとは車両で走行するするもので、四輪駆動になっており、前輪と後輪の間の車体が折れ曲がる、中折れ式のもをいいます。
すぐに修理箇所の確認をすると、運転席下の油圧ホースが1本劣化してポタポタと作動油が漏れ出しています。
ポンプのメインホースから油漏れです!!

ポンプのメインホースは4本で稼働しています、4本付いている中の1本が油漏れを起こしています。
残り3本の劣化状態を調べると、交換の必要な油圧ホースは油漏れをしているホース含め3本でした。
劣化しているホースの圧力は海外規格で420キロのホースでした。
建機に使用するホースは国内には、圧力が350キロまでしかありません・・・このような場合は350キロのホースを使います。
海外規格は、比較的オーバースペックのホースを使用していて、このような場合には圧力350キロを使います。
もちろん圧力不足ということはありません・・・

接続部分の割フランジとボルトは再利用します。
作業は順調に終わり、3本を製作交換させていただきました。
お客様に終了報告と試運転を見ていただき作業終了し致しました。

両端の金具が角度が付いている場合は、ホースと金具を加締る(圧着)前に重機に当てがって角度を決めます。
少しでも角度が違うとホースや口金に負荷がかかって、消耗を早めてしまいます。
弊社では、熟練した技術者がホースに負担がかからないように可動域を予測して加締めて取り付けを行います。
少しでも長く油圧ホースが稼働できるように技術と自信を身に着けています。

横浜ゴムの油圧ホースはとてもしなやかで強度がありますのでお客様に自信を持って提供しています!
工場には横浜製品の金具を多数在庫しており、異形の金具も取り揃えております。
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